富山県砺波市中神のイオンモールとなみ1階に1日、5スクリーンを備えたシネマコンプレックス(シネコン)「イオンシネマとなみ」が開業した。オープニングセレモニーでは、テープカットや地元の子どもたちの歌とダンスで同市初のシネコンのスタートを祝った。
セレモニーでは、イオンリテールの井出武美社長、イオンエンターテイメントの藤原信幸社長が「この劇場でドキドキ、ワクワク、ハラハラを味わってほしい」とあいさつ。夏野修市長が祝辞を述べ、関係者らとテープカットを行った。
同市を拠点に活動する劇団「となみミュージカルキッズ」の23人による元気いっぱいの歌とダンスが花を添えた。
セレモニー終了後には大勢の人が早速、お目当ての映画のチケットを購入し、鑑賞した。高岡市から長女の帆南(ほなみ)ちゃん(5)と次女の史華(ふみか)ちゃん(2)らを連れて来場した吉原香織さん(35)は「実家のある砺波に映画館ができてうれしい。小さな子連れでもゆったりと楽しめそう」と喜んでいた。
イオンシネマとなみの座席数は計414席で、全スクリーンに立体音響技術「ドルビーアトモス」を導入した国内初のシネコンとなる。この日、館内にカプセルトイ専門店「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」もオープンした。