敦賀車両基地を見学する敦賀市民ら=7月2日、福井県敦賀同市観音町

敦賀車両基地を見学する敦賀市民ら=7月2日、福井県敦賀同市観音町

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敦賀車両基地、広さ体感 市民200人見学 北陸新幹線開業へ高まる期待

福井新聞(2023年7月3日)

 北陸新幹線の敦賀車両基地の敦賀市民向け見学会が7月2日、開かれた。子どもから大人まで200人がレールに触れたり、広さを体感したりして、来春に迫った敦賀開業に期待を膨らませた。

 敦賀車両基地は延長約1・5キロ、最大幅約160メートル。保守基地や変電所など関連施設を含めると面積は約12ヘクタールある。見学会は市が主催。2、23日の2日間で計400人を募り、2倍以上の979人の申し込みがあった。2日は50人ずつ4回に分けて行い、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の担当者が案内した。

 参加者らは折り返し列車などが待機する「着発収容庫」では「7編成が収容でき、自動車でたとえるなら駐車場のような場所」と説明を受けた。レールに触れたり写真を撮ったりして、新幹線が並ぶ光景を想像していた。

 車両の点検を行う「仕業検査庫」では、台車やパンタグラフ、ブレーキなどの動作チェックを2日に1回の頻度で行うと学んだ。端から端まで約400メートルを歩き、広さを感じていた。参加した家族連れは「いよいよ新幹線が来るんだなと実感が湧いた」と話していた。

 市は30日、8月6日に敦賀駅舎の見学会も開くが、定員に達している。

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