パンフレットを手にフェアをPRする羽田さん(右)と技術展示エリアの責任者の間宮史佳さん

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伝統工芸 見て触れて 高岡伝産青年会が11月にクラフトフェア、県内外の作家交流へ

北日本新聞(2023年7月4日)

 高岡伝統産業青年会(吉川和行会長)は今秋、全国の伝統産業の担い手らを集めた体験型のクラフトフェア「ツギノテ」を開催する。高岡駅横の立体駐車場を会場に約100団体が販売や体験のブースを設ける予定で、広く伝統工芸の魅力を伝える。作家が産地や技術の枠を越えて交流することで、新たな産業の創出も後押ししたい考えだ。

 高岡伝統産業青年会は今年、創立50周年を迎える。節目に当たり、産業を次の時代に残していくためのものづくりのアイデアが生まれるきっかけをつくろうと、フェアを企画した。

 11月3、4日の2日間の日程で開催する。県内外の作家による対面販売や技法などを伝える技術展示、ワークショップを行う。飲食や音楽のDJブースも設ける。

 市内の施設の新しい活用法を見いだそうと、市営高岡中央駐車場を会場に行う予定。天候に左右されず、車での荷物の出し入れに適していることから会場に選んだ。昨秋、同所でフェアのプレイベントを開いたところ、雨だったにも関わらず2日間で1500人以上が訪れたという。

 フェアの企画責任者を務める同青年会の羽田純さん(39)は「ものづくりの『次の一手』を作家と一緒に見つける機会にしたい。産地としての高岡の魅力も高めたい」と話している。

 出店者を募集している。締め切りは販売ブースが今月26日、技術展示とワークショップが8月9日。問い合わせはツギノテ事務局、電話0766(53)5862。

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