射水市特産の黒大豆枝豆「富山ブラック」の今シーズンの集荷・選別作業が5日、同市大門本江のJAいみず野野菜集出荷施設で始まった。初日は集荷した826・5キロから出荷できる豆を選別した。6日以降、県内のスーパーなどで販売が始まり、首都圏や東海地方にも出荷する。
富山ブラックは豆の薄皮が黒っぽく、強い甘みとこくが特徴。枝豆の管理では珍しいという真空冷却装置を導入しており、豆の温度を下げることで鮮度を保っている。
市内の18組織が栽培し、本年度は39ヘクタールの栽培面積で120トンの出荷を目指す。この日は10人が選別作業を行い、光による選別機や目視で割れたり、変形したりした豆がないか確かめた。出荷は9月末まで続く。7月中旬から8月中旬がピークで、多い日で1日3~5トンを見込む。
富山ブラックは2005年から栽培が始まり、22年度の売り上げは約4800万円。