6色の発光ダイオード(LED)を入れたランタン250個を夜空に浮かべる「牛岳ランタンフェスティバル2023」が29日、富山市山田小谷の牛岳温泉スキー場で開かれる。昨年に第1回を企画したものの悪天候で中止となったため、開催は初めて。10日は地元住民らがランタンの試験点灯を行い、光の見え方などを確かめた。
ランタンフェスティバルは、住民らでつくる山田地域活性化協議会(山田憲彰会長)が開く。ピンクや青色のLEDを入れた風船にヘリウムガスを注入し、紙に包んでランタンを作る。おもりを付けた約10メートルのひもに結び、来場者が合図とともに、一斉に夜空に浮かべる。
牛岳温泉スキー場では、2013年から毎年夏に、LED照明をゲレンデに並べるライトアップイベントを開催。新型コロナの影響で20年から途絶えており、同協議会が山田地域のにぎわい創出を目指して同フェスを企画した。10日の試験点灯では、ランタンの光の具合や浮かぶ様子を確認した。
29日はランタン掲揚のほか、バンド演奏やよさこい演舞などがある。ゲレンデには5色のLEDで山田、八尾両地域の頭文字「Y」を浮かび上がらせる。山田会長(71)は「地域で力を合わせて、何としても成功させたい」と話している。同フェスは北日本新聞社後援。