サップのレースを紹介する東野さん(右)ら実行委メンバー=穴水町曽福

サップのレースを紹介する東野さん(右)ら実行委メンバー=穴水町曽福

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サップで穴水の海発信 30日早朝に初のレース 農家民宿協、宿泊割引で参加促す

北國新聞(2023年7月13日)

 海に浮かべたボードに立ってパドルでこぐ「SUP(サップ)」を通じて美しい穴水湾を発信しようと、穴水町農家民宿協議会は30日、レース大会(北國新聞社後援)を初めて開く。波穏やかで海面が鏡面のようになる早朝に開催し、町内の農家民宿の宿泊料を割り引き、泊まりがけでの参加を促す。来年以降も継続し、マリンスポーツによる観光誘客につなげる。

 レースは、曽福にある農家民宿「龍屋(たつや)」の前がスタート地点となる。根木にある町のシンボル「ボラ待ち櫓(やぐら)」をゴールとする2キロ、櫓で折り返して龍屋前にゴールする4キロの2コースでタイムを競う。

 準備を進める龍屋のオーナー東野龍也さん(60)によると、会場周辺の穴水湾は透明度が高く、早朝のべたなぎ時は、風景が水面に鏡のように映る南米ボリビアの「ウユニ塩湖」を思い起こさせるという。

 インスタ映えする海で宙を浮くような感覚を体感し、魅力を多くの人に知ってもらうため、早朝のイベントを企画した。レース当日は午前5時に受け付けを開始し、同7時から競技を始める。同10時15分からは体験会も開く。

 レースは、町が今年度創設した「あなみず町おこし応援事業」の採択第1号となった。

 都内で空間デザイナーとして働いた金沢市出身の東野さんは、神奈川の湘南海岸でサーフィンを楽しんだ。帰郷後、2017年にオープンした民宿はサップ体験が売りとなっている。

 「穴水を能登の湘南にしたい」と意気込む東野さんは「穴水の海は十分に観光資源になる。穴水を目当てに来てもらえるようにしたい」と話した。問い合わせは町SUPレース実行委員会(担当・龍屋)まで。

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