長野電鉄(長野市)が運行する夏恒例の企画列車「ながでんビアトレイン」(長野―小布施間)が19日夜、始まった。約60人が乗車し、列車の揺れを感じながら、特急列車「ゆけむり」を宴会場にして生ビールを味わった。
居酒屋とは違う雰囲気を楽しんでもらおうと、1993年から続ける夏の風物詩。今回は、綿半スーパーセンター権堂店のシェフが手がけるオリジナル弁当とともに、ビールやハイボールが飲み放題となっている。
列車が長野駅を午後6時34分に出発すると、車内に「乾杯」の声が響いた。小布施駅で折り返し、長野駅に戻るまでの約1時間40分、乗客は笑顔で会話に花を咲かせた。
長野市の会社員、細井直人さん(29)は「旅をしている気分。素晴らしい酒とご飯で最高」。同市の会社員、山口佳那絵さん(27)は「今日はビール記念日。風情があっておいしい」と喜んでいた。
8月23日までの水―金曜日(8月11、17日を除く)。既に満員の日もある。長野電鉄のホームページか電話(電話026・248・6000)で申し込む。