地元産食材を生かした商品開発に力を入れている道の駅たがみ（新潟県田上町原ケ崎新田）は、町特産の「越の梅」を使った新作かき氷「うめモンブラン」を販売している。ふわふわの氷とマッチするように、梅酢を加えたピンク色のあんこを作り、新感覚のスイーツに仕上げている。

　道の駅たがみは２０２１年夏からサカタ製作所（長岡市）のかき氷機で氷を薄く削り、ふわふわな食感のかき氷を販売。これまでラインアップに梅味はあったが、さらに特色を打ちだそうと「うめモンブラン」を考案した。７月１日から８月末までの予定で販売している。

　うめモンブランでは、かき氷に梅シロップをかけ、さらにかき氷をかぶせる。その上で、練乳、梅ジュレをかけ、最後にピンク色のあんこをモンブランのクリームのように絞り出す。

　あんこに使われているのは梅干しを漬けた際にできる梅酢で、赤じそを生かして白あんをピンク色に仕立てている。開発を担当した道の駅スタッフの女性（４９）は「あんの味や色合い、硬さにこだわり、加工業者に試作を繰り返してもらった。梅シロップの酸っぱさとあんこの甘さのバランスがいいと好評だ」と手応えを語る。

　うめモンブランは千円。その他の梅、桃、イチゴは各８００円。問い合わせは道の駅たがみ、０２５６（４７）０６６１。