野生動物の姿を捉えた岩合さんの写真が並ぶ会場

野生動物の姿を捉えた岩合さんの写真が並ぶ会場

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写真と彫刻で動物リアルに 富山県氷見市で「野生の息吹」展

北日本新聞(2023年7月22日)

 世界的な動物写真家、岩合光昭さんと神秘的な作風で知られる彫刻家、大森暁生さんの二人展「野生の息吹」が7月21日、富山県の氷見市芸術文化館で開幕した。美しい光の中で生命を捉えた写真や、リアルさと神聖な雰囲気を併せ持つ彫刻が並び、来場者はそれぞれの世界を堪能した。8月16日まで。

 岩合さんが撮影したゾウの写真にインスピレーションを得た大森さんが彫刻を制作したことを機に、今回の二人展が実現した。

 岩合さんは、絶滅が危ぶまれる動物を追った写真集「地球の宝石」を基に約100点を出品。花畑でひっくり返るホッキョクグマや朝日を浴びて寄り添うライオンの親子、花を食べる愛らしいキンイロジリスなどを紹介している。

 大森さんは木彫など約50点を展示。ゴリラを荒々しく彫り出した最新作や、鏡の映り込みを利用してハクチョウが飛ぶ姿を表した作品などをそろえた。黒い幕を背景に作品をつり下げたり、ライトを使って水中を演出したりした。

 この日はオープニングセレモニーもあり、大森さんらが作品を解説。大森さんは「劇場ならではの展示を試行錯誤した」と話す。

 氷見市文化振興財団、氷見市、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。開場は午前10時~午後5時(入場は同4時半まで)、土曜は同7時まで(入場は同6時半まで)。

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