作家が公開制作する会場を視察する実行委員ら

作家が公開制作する会場を視察する実行委員ら

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ARと彫刻のコラボ、クラフト文化体験など多彩に 8月に富山・南砺市で「いなみ国際木彫刻キャンプ」

北日本新聞(2023年7月26日)

 8月に行われる「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2023」の第3回実行委員会は25日、同市北川のいなみ木彫りの里創遊館で開き、会期中のイベントで、井波別院瑞泉寺などで井波のクラフト文化を体験できる機会を設けるなどキャンプの全計画を承認した。招待作家の制作会場となる井波芸術の森公園も視察した。

 8月18日から30日までの会期中、「LOOP INAMI(ループ いなみ)」と銘打ち、大門川河川公園から瑞泉寺の間に地元の小学生らが作った約500個の木製風鈴を設置して散策スポットにする。同寺境内では県内外のクラフトショップが出店する「ソーシャル・クラフト」(26日)や模擬店などが出る「キャンプ横丁」(木彫りの里、19~30日)も実施する。

 AR(拡張現実)技術を使い、会場内の彫刻作品と連動して恐竜など絶滅した生き物がスマートフォンの画面越しに現れる仕掛けも用意する。

 招待作家が制作する各作品のイメージ図も示された。通訳や会場案内などボランティアに前回より48人多い254人から応募があったことが報告された。南砺福野高校の42人や井波中学校の48人など、まとまった応募があったという。

 この日、芸術の森公園を訪れた実行委員らは作家のテントの配置を確認した。

 南砺市いなみ国際木彫刻キャンプは市と県芸術文化協会、北日本新聞社などでつくる実行委が1991年から4年ごとに開き9回目。

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