氷見市芸術文化館は、開催中の企画展「野生の息吹」に合わせ、期間限定のカフェをロビーに設けた。市内外の5団体が同展最終日の8月16日まで日替わりで出店する。団体の代表は「展覧会を盛り上げたい」と張り切っている。
館内には常設のカフェがなく、展覧会や公演を開くたびに来場者から要望があった。初の試みとして同展とのコラボカフェを企画した。
26日は県内のイベントにカフェを出店している高岡市伏木の吉川奈美さんが担当した。コーヒーや紅茶などの飲料や焼き菓子などを販売し、来館した人が買い求めていた。吉川さんは「オーダーでケーキを作っている私の活動も多くの人に知ってもらいたい」と話し、出店者のアピールの場にもつながる。
同館の担当者は「来館者にゆっくりとくつろいでもらいたい。今回の試みを通じて、いつか常設の出店につながれば」と期待する。
同展は動物写真家の岩合光昭さんと彫刻家の大森暁生さんの作品を紹介している。氷見市文化振興財団、市、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。