目ぞろえ会でしらやま西瓜の実のつまり具合や糖度などを確認する生産者ら=7月26日、福井県越前市上杉本町

目ぞろえ会でしらやま西瓜の実のつまり具合や糖度などを確認する生産者ら=7月26日、福井県越前市上杉本町

福井県 鯖江・武生・越前海岸 グルメ 特産

しらやま西瓜 甘み良し 福井県越前市で目ぞろえ会

福井新聞(2023年7月27日)

 福井県越前市白山地区の特産「しらやま西瓜(すいか)」の出荷に向けた目ぞろえ会が7月26日、同市上杉本町のJA越前たけふ白山野菜集出荷場で行われた。今年は降水量が平年よりも多かったため着果数は減ったものの、甘みや食感は十分な出来栄え。7月28日から出荷が始まり、早ければ29日から丹南地域のスーパーなどで店頭に並ぶ。

 しらやま西瓜は、昼夜の温度差が大きい同地区の丘陵地が育む甘みが特徴。白山野菜出荷組合の生産者29人が計約5・8ヘクタールで栽培している。今年は6月14日ごろから着果が始まった。平年の着果期間6月11日~7月20日の降水量は、今年は平年比140%と多く、11日時点の着果数は昨年より約7600玉少なかった。

 目ぞろえ会では、農家が持ち寄ったスイカを手でたたき、実のつまり具合を確認した。糖度は一般的なスイカの中でも高めの12度台のものもあった。来賓で訪れた山田賢一市長が試食し「甘くてシャキシャキ」と話した。

 組合長は「個数は少なくても糖度は11度以上を保って出す。味わってもらいたい」と品質の高さをアピールした。8月中旬まで市場に出回る。

えきねっと びゅう国内ツアー

鯖江・武生・越前海岸 ニュース