29日から始まる特別展「浮世絵に描かれた加越能」の会場

29日から始まる特別展「浮世絵に描かれた加越能」の会場

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浮世絵で加越能紹介 富山県の高岡市立博物館で特別展

北日本新聞(2023年7月29日)

 富山県の高岡市立博物館の特別展「浮世絵に描かれた加越能」が29日、同館で始まった。越中と加賀、能登に関わる浮世絵69点と資料3点を展示し、郷土の歴史を紹介している。10月9日まで。

 高岡市の浮世絵コレクター、佐伯孝夫さんが収集した江戸、明治期の作品を風景画、相撲絵、人物画に分けて並べている。

 初代歌川広重が山と海をセットに描いたシリーズ「山海見立相撲」で伏木の港と立山を題材にした2点をはじめ、2代広重が阿尾城と守山城、3代広重が高岡銅器を表した風景画などを展示している。日本美術を欧州に広めた現高岡市出身の美術商、林忠正の印が押された葛飾北斎の「東海道五十三次」もある。

 相撲絵は、幕末に当時最高位の大関として活躍した現高岡市出身の階ケ嶽(かいがたけ)を中心に紹介。人物画では、佐々成政や前田利家を表現したものをそろえる。

 入館無料。9月9日、10月7日に佐伯さんの展示説明会、9月2日に講演会を開く(いずれも午後2時から)。

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