インバウンド（訪日客）誘致に向け、とやま観光発信会は４日、高岡市内で石川県通訳案内士協会員を招いた視察会を開き、国宝の瑞龍寺や勝興寺など観光名所を紹介した。

　同協会員は欧米や東南アジアから石川県内を訪れた個人客の通訳ガイドを務める。同協会員はコースも提案していることから、高岡の歴史や文化を知ってもらい、誘客につなげようと初めて企画した。

　この日は１６人が参加。勝興寺では同寺文化財保存・活用事業団の高田克宏専務理事の案内で境内を回った。寺の成り立ちや構造、寺に伝わる「七不思議」などの説明を受け、写真を撮影したり、熱心にメモを取ったりした。瑞龍寺のほか高岡大仏も巡り、鋳物メーカーの能作ではスズを使った鋳物作りを体験した。