福井県越前市観光協会は8月5日から、都市部の家族を対象に東京の企業と連携した4泊5日のワーケーションのモニターツアーを行っている。4家族の親子13人が同市に滞在。6日は市内の古民家で、親子で流しそうめんなどを体験した。
モニターツアーはワーケーション受け入れの可能性と探ろうと、キャリアと育児の両立を目指した事業に取り組むCOEO(本社東京)と連携して実施し、昨年度に続き2回目。5、6日は親子ともに体験プログラムに取り組み、7、8日は親は宿泊先の農家民宿などでテレワークを、子どもは市内の保育園や体験交流施設で過ごす。首都圏で働く母親4人、父親2人、1~8歳の子ども7人の計4家族13人が参加した。
6日は同市赤坂町の地域交流拠点「赤坂みらい塾」で、同町内の住民による町に伝わる伝説を基にした紙芝居を見たり、親子でオリジナルの船のおもちゃを制作したりした。昼食は自分たちで竹を割るなどして制作した流し台で、流しそうめんを楽しんだ。
人材会社勤務の東京都三鷹市の母親は「福井県は共働き率が高く、福井の女性の働き方や子育ての仕方に興味があり、参加した。滞在中に福井の(働く)お母さんたちに聞いてみたい」と話していた。