石川県内最大のナシ産地である加賀市奥谷(おくのや)町で7日、生産者らで組織する「加賀フルーツ実守(みまも)り隊」の出発式が行われ、約30人がナシの盗難被害の防止へ意気込みを新たにした。
奥谷梨生産組合共同選果場駐車場で行われた出発式で宮永裕嗣大聖寺署長、中村眞JA加賀組合長があいさつし、署員らがパトカーや青色回転灯の装着車両で果樹園の巡回に向かった。
同町では32ヘクタールの畑で幸水など4種類のナシを生産している。組合によると、今年は高温少雨の影響で実は小ぶりだが、糖度が高いという。灰谷信剛組合長(43)は「育てたナシが盗まれないよう、しっかりパトロールしたい」と話した。