9月30日~11月5日に勝興寺(高岡市伏木古国府)の国宝指定を記念した企画展「縁(ゆかり) 歴史を支えた人々」が同寺で開かれるのを前に、実行委員会の第2回会合が10日、同寺で行われた。普段公開していない奥書院の「金の間」で、国重要文化財「洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)」と、県指定文化財「日月花木図(じつげつかぼくず)屏風」を特別公開することなどを説明した。
江戸時代後期を代表する寺院建築として評価された国宝の「本堂」「大広間・式台」と、奥書院を会場に行う。国宝指定された要素の一つである歴史的背景や文化的価値などに注目し、関連する工芸品や古文書計57点を展示する。
金の間では、10月22日まで洛中洛外図屏風、同23日から日月花木図屏風を入れ替えて展示する。企画展初日の9月30日にセレモニーを行い、10月中に専門家による講演会を3回開く。
期間中の観覧料は大人・大学生1千円、中学・高校生700円、小学生600円。
高岡市教育委員会、県教育委員会、勝興寺、勝興寺文化財保存・活用事業団、北日本新聞社でつくる実行委員会主催。