高岡青年会議所は９月１６日、高岡市の御旅屋セリオで「高岡開町」を祝う２千人の「乾杯リレー」を行う。実現すればギネス世界記録。乾杯に使うのは高岡が誇る鋳物のタンブラーと特産リンゴのジュースで、にぎわいづくりとともにシビックプライド醸成につなげる。

　今月３１日まで、クラウドファンディング「ＣＦとやま」（https://readyfor.jp/projects/kanpai）で費用を募っている。

　高岡は、１６０９（慶長１４）年９月１３日に加賀藩２代藩主の前田利長が高岡城に入り「開町」となった。２千人による乾杯で、この「高岡の誕生日」を祝う。

　隣の人から隣の人へと連続して乾杯をしていくのが乾杯リレーで、現在の世界記録はスイスの１６１６人という。高岡で使用するタンブラーは能作（高岡市オフィスパーク）のスズ製、ジュースは国吉りんご製。高岡の魅力の詰まった乾杯で世界記録を達成し、市民のつながりと郷土愛を強くする機会にしようと、高岡青年会議所まちづくり委員会が企画した。

　寄付に対する返礼品は、能作のタンブラーや、当日の乾杯リレーに優先的に参加できる権利を用意した。

　９月１６～１８日には、クラフトに関する多彩なイベントを展開する「市場街」や「ミラレ金屋町」が市内で開催されており、乾杯リレー参加者を対象としたスタンプラリーなどで各イベントの連携も図る。