加賀市山中温泉の温泉街中心部で、市が整備を進める「湯の本広場」「菊の湯広場」(いずれも仮称)の工事が21日、始まった。それぞれ「大獅子みこし」の展示施設と芝生広場として、来年4月からの利用開始を予定する。
「湯の本広場」は同温泉湯の本町の呉服店跡地約380平方メートルに設ける。毎年9月に開催される「こいこい祭(まつり)」(北國新聞社後援)で山中中3年生が担ぐ「大獅子みこし」を常設展示する建物を設置し、街の散策の目玉とする。
「菊の湯広場」は同温泉の総湯「菊の湯」近くの旅館と金融機関跡地約810平方メートルに芝生やベンチを整備し、祭事などのイベントスペースとしても利用できるようにする。