射水市がオリバースポーツフィールド射水（同市海竜町・新湊）の利用促進とスポーツ合宿誘致のため設けた補助制度が、２１日からの愛知大アルティメット部の夏季合宿に初めて適用された。市は制度を広くアピールし、スポーツツーリズム推進や地域経済活性化につなげたい考えだ。

　県外の団体を対象とする制度で、２０２３年度から運用を始めた。昨春オープンした同施設と市内のホテル・旅館などを利用することなどを要件に、５０万円を上限に１人当たり２千円の宿泊費を補助。交通費についても、宿泊人数などに応じて一部助成する。

　適用第１号となった愛知大アルティメット部は、２年ぶりの合宿地として射水市を選んだ。旅行会社から示された選択肢に同施設があり、設備の良さなどが決め手になったという。

　１泊２日の合宿に２９人が参加し、補助額は１１万円。人工芝のピッチで早速汗を流した柴田知歩部長（２１）は「素晴らしい施設。学生にとって補助制度はありがたい」と話した。