高岡市万葉歴史館の特別企画展「万葉植物と色の世界」が23日、同館で始まった。万葉植物の草木染めによって生み出された日本の伝統色の魅力を伝えている。11月27日まで。
万葉植物や草木染めで制作された反物や衣装など計50点が並ぶ。万葉植物は紫色の染料となるムラサキなどを展示。
植物を詠んだ万葉歌のパネルも飾っている。反物は草木染作家の井関古都路(ことじ)さん、「礼(らい)服」などの衣装は古代衣装研究家の山口千代子さんの作品をそろえた。
10月7日と11月3日に田中夏陽子主査研究員がギャラリートークを行う。
植物学者、牧野富太郎と万葉集の関わりをテーマにした企画展「幻の『万葉植物図譜』の歌世界2」も同時開催している。