「プラモデル風木彫看板」をPRする花嶋理事長

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井波彫刻の技でプラモデルパーツ風の看板 南砺市で展示

北日本新聞(2023年8月25日)

 富山県南砺市の井波彫刻協同組合は同市北川の井波彫刻総合会館で、組み立て前のプラモデルのパーツを模した「プラモデル風木彫看板」を常設展示した。

 会館で開催中のプラモデルの企画展に合わせて組合が制作した。クスを使い、縦35センチ、横52センチ、厚さ2・7センチ。上部は「井波彫刻」の文字を彫り、下部は切り離して並べると「協同組合」になるデザインにした。

 井波彫刻では欄間など細かな透かし彫りをする際、木材が折れないよう「つなぎ」と呼ばれる部分を残し、固定して彫り進め、完成が近づくと取り外す。組み立て前のプラモデルのパーツも、プラスチックの枠につながれている。

 こうした両者の意外な共通点から着想を得て、15日から看板を飾った。花嶋弘一理事長は「井波彫刻の技術の可能性や、ものづくりの楽しさを感じてもらえればうれしい」と話している。

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