企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」で、原画の撮影を楽しむファン=燕市大曲

企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」で、原画の撮影を楽しむファン=燕市大曲

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燕三条舞台「クプルムの花嫁」の世界に浸れる企画展第2弾!原画や指輪、あのご当地グルメも・燕市産業史料館

新潟日報(2023年9月1日)

 新潟県燕市が主な舞台の漫画「クプルムの花嫁」のデジタル複製原画などを集めた企画展が市産業史料館で開かれている。今春開催した企画展の第2弾で、前回の2倍近い77点の原画をそろえた。鎚起(ついき)銅器職人の主人公が追い求める「錦銅(にしきどう)」の技術で作られたアクセサリーなども並び、作中に登場する技術に触れながら、物語の世界に入り込める。

 「クプルムの花嫁」は職人の修と婚約者のしいなの婚約生活を描くラブコメディーだ。クプルムはラテン語で「銅」の意味。作者namo(なも)さんは燕三条地域をメインに取材し、KADOKAWA(東京)の漫画誌「ハルタ」に連載中。5月に単行本4巻が発売された。

 企画展「クプルムの花嫁のセカイ展〜おかわり〜」では、県央地域に実在する場所やファンに人気の場面に加え、最新刊の4巻からも、佐渡旅行や燕市の戸隠神社春季例大祭のシーンなどをピックアップした。

 原画のほか、ご当地グルメ「イタリアン」が作中に登場し、競合する「みかづき」「フレンド」の違いを言及するシーンがあることから、それぞれの食品サンプルを陳列。しいなに修が錦銅の指輪を贈ったことにちなみ、実際に職人が手がけたアクセサリーも並ぶ。

 燕市産業史料館学芸員の桑原美花さん(32)は「作品の世界に没入し、実際に現地を訪れて物語をさらに深く感じてほしい」と話した。

 展示品は全て撮影可能。来館者から交流サイト(SNS)に投稿してもらい、宣伝効果を期待する。訪れた市内の40代男性は「原画を細部まで眺めることができてうれしい」と、盛んにシャッターを切っていた。

 9月18日まで。月曜休館。入館料400円(小中高生100円)。

詳細情報

リンク
燕市産業史料館|tsubame city|燕の匠の技に触れ、金属加工技術を知る http://tsubame-shiryoukan.jp/index.html
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