初水揚げされ、競り場に並べられるベニズワイガニ=新湊漁港

初水揚げされ、競り場に並べられるベニズワイガニ=新湊漁港

富山県 高岡・氷見・射水 特産

富山湾に秋の味覚 射水でベニズワイガニ初競り

北日本新聞(2023年9月3日)

 富山湾の秋の味覚、ベニズワイガニの初競りが2日、射水市八幡町の新湊漁港で行われた。新湊漁協によると、初日の水揚げは約2100匹で例年の7割程度。大ぶりで形の良いカニが多かったことから、浜値は例年の2倍だった。競り場には色鮮やかなカニがずらりと並べられ、競り人の威勢の良い声が響いた。

 漁は1日午前0時に解禁された。同日未明に新湊漁協所属のカニかご漁船5隻のうち3隻が沖合約20キロにかごを仕掛け、2日に引き揚げた。

 午後0時半に競りが始まり、仲買人が次々と競り落とした。重さ1キロ以上で甲羅の幅が14センチ以上の「極上 高志の紅(あか)ガニ」は2匹、重さ800グラム以上の「新湊ブランド」は50匹だった。

 久栄(きゅうえい)丸船主の塩谷久雄さん(62)は、昨季は漁獲量がやや少なかったとし「初日は想定していたよりたくさん取れて、大きさもあった。感覚は良い」と話した。漁は12月から来年1月にかけて最盛期を迎え、5月ごろまで続く。

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