世界的に活躍する音楽家が集う武生国際音楽祭(福井新聞社後援)が9月3日、福井県越前市文化センターで開幕した。オープニングコンサートがあり、福井市在住の大宅さおりさん(ピアノ)や海外の著名音楽家ら24人が出演。聴衆は一流の音色を堪能した。
同音楽祭は今年で34回目。日本を代表する作曲家の細川俊夫さんが音楽監督、ピアニストの伊藤恵さんがコンサートプロデューサーを務める。「時代を超えて響け 弦楽四重奏の調べ」をテーマに10日まで、メインコンサート11公演をはじめ作曲ワークショップ、まちなかコンサート、公開レッスンなどを繰り広げる。
初日のコンサートでは12曲を披露した。大宅さんはフルート奏者のマリオ・カーロリさん=フランス在住=とともにドホナーニの「フルートのための二つの小品より第1曲アリア」を奏でた。NHK交響楽団ゲスト・コンサートマスターの郷古廉さん(バイオリン)や、今年春まで同マスターを務めた白井圭さん(同)ら、一流どころが次々と登場し聴衆を魅了した。
チケットは市文化センターなどで販売している。コンサートの日程など詳しくは同音楽祭のホームページ。