福井県越前市の沢、岡本、広瀬3町にまたがる茶臼山(標高135メートル)を多くの人に知ってもらおうと、地元住民の有志でつくる「茶臼山を守る会」がこのほど、魅力を紹介するリーフレットを作った。写真やイラストを使い、子どもでも分かりやすい内容になっている。
茶臼山を守る会は、昨年4月に発足した。沢町の住民を中心に約40人でつくり、登山道や山頂広場の整備、清掃を行うなど、茶臼山の魅力向上に取り組んでいる。知名度アップを図るため、リーフレットを初めて制作した。
茶臼山は頂上まで15分ほどで登ることができ、北側山頂からは村国山、日野山など市街地全景を望める。山全体に100基以上の古墳が分布し、県指定の史跡となっている。
リーフレットにはイラストによる地図と、山頂にある鐘突き堂などの写真を掲載。過去の調査で発掘された須恵器や櫛(くし)などを紹介している。
A4判三つ折り。武生西公民館で配布している。
8月27日には登山道に、地元の子どもらが作った案内板が設置された。同会の会長は「多くの人に登ってもらい、より身近な山になってほしい」と話している。