地域文化の発展に貢献した個人・団体をたたえる「サントリー地域文化賞」を受賞した福井県小浜市の「若狭小浜ちりとて落語の会」は9月20日、松崎晃治市長に喜びを報告した。
同会は小浜を舞台にしたNHK連続テレビ小説にちなみ、落語文化を根付かせようと市民有志が2007年に結成した。寄席や落語会を市内外で現在まで322回開催した。08年からは「ちりとてちん杯全国女性落語大会」を主催している。同賞の受賞は県内では4団体目。
西村代表らメンバー4人が市役所を訪れ受賞を報告した。松崎市長は「長年続けてきた力。これだけ長くやってきたのはすごいこと」とねぎらうと、西村代表は「落語の人情話が現実になったようでびっくり。(今週末開かれる)全国女性落語大会をこのタイミングで迎えられるなんて」と笑顔で話した。
今後については「人生の生きる知恵がつまった落語の良さを子供たちに伝えていければ」と語った。