高岡市万葉歴史館の屋上庭園で季節外れのサクラが開花し、来場者を驚かせている。
11本のサクラが植えられており、このうちカスミザクラ1本に80輪ほどの花が咲いた。23日に職員が気付いた。県中央植物園によると、今年の猛暑と雨不足で木から葉が落ち、サクラが春と勘違いして開花する「返り咲き」とみられる。
同館では今年4月、120年に一度咲くとされる竹の花が開花した。特別企画展「万葉植物と色の世界」も開かれており、長井一弘副館長は「果たして偶然なのか。万葉のロマンを感じる」と興奮気味だった。