輪島市中心部の活性化へ活用を検討する「塗師の家」=同市河井町

輪島市中心部の活性化へ活用を検討する「塗師の家」=同市河井町

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滞在型の観光拠点に 輪島の「塗師の家」や「千舟蔵」 官民で協議会設立

北國新聞(2023年9月28日)

 輪島市中心部にある歴史的建造物を滞在型観光の拠点に再生する取り組みが、27日までに始まった。市や地元経済団体などが市観光まちづくり推進協議会を設立し、市が所有する輪島塗の塗師(ぬし)文化を象徴する町家「塗師の家」(河井町)をはじめ、古民家の活用法を探る。宿泊や飲食施設などでの利用を想定し、官民一体でまちなかの活性化に取り組む。

 協議会は、市や輪島商工会議所、市観光協会、輪島漆器商工業協同組合、金融機関などで組織し、観光庁の「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業」に採択された。

 活用を検討するのは塗師の家のほか、築100年を超える「千舟蔵(せんしゅうぐら)」(鳳至町上町)、土蔵を改装した「いろは蔵」(同)などで、いずれも市が所有している。インバウンド(訪日客)向けの宿泊施設やレストランなどが一案に挙げられる。

 観光名所「輪島朝市」のそばに建つ塗師の家は、作業場が後方にある「住前職後」と呼ばれる塗師屋独特の造りとなっている。輪島塗の技術が随所にちりばめられた建築物で、市が昨年11月に市内の漆器店から寄贈を受けた。

 歴史ある木造建築物が並ぶ「鳳至上町通り」に面した千舟蔵は、元々は塗師屋で、能登半島地震被災後に市が大規模改修した。

 協議会では事業計画の策定に向け、マーケティングなど各種調査を進めるほか、ワークショップを開催する。28日には有識者や市内でまちづくり、観光、食、伝統工芸の分野で活躍する経営者らを交え、シンポジウムを開催する。

 協議会長の久岡政治輪島商工会議所会頭は「知恵を持ち寄って地域資源に磨きをかけ、稼ぐ観光を推進したい」と話した。

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