眼鏡の魅力を広く発信するイベント「めがねフェス2023」は9月30日から2日間、福井県鯖江市のめがねミュージアムと周辺特設会場で開かれる。初開催から10年目を迎え、作り手がものづくりの技を紹介するブースを設けるなど、眼鏡産地との触れ合いを深める内容になっている。入場無料。
県眼鏡協会が2014年から開催。今年は「大集合」と題し、作る人、使う人、伝える人ら眼鏡に関わる全ての人たちが集うイベントを目指す。出店は最多の75ブースに上る。
眼鏡部品やレンズのメーカー、機械、道具などの作り手がブースに立ち、産地の技と知恵を紹介する「メガ展」を新たに企画する。
最新モデルの眼鏡が並ぶ「ポップアップギャラリー」は、県内の眼鏡枠製造などの会社が出展。職人やデザイナーに製品への思いを直接聞くことができる。このほか、眼鏡業界の求人コーナーや鯖江市への移住相談ブースも設けられる。
ステージでは、鯖江市出身のシンガー・ソングライター武田舞彩さんらが出演する音楽ライブや眼鏡のファッションショーが行われる。眼鏡にちなんだ食、グッズの販売もある。
使わなくなった眼鏡を集めて感謝する「めがね供養」は30日、映画「おしょりん」のPRは10月1日にそれぞれ行われる。
2日間とも午前10時から。30日は午後8時まで、10月1日は同4時まで。
開幕前日の29日には、市内の眼鏡関連3社をバスで巡る工場見学ツアーが予定されている(申し込み受け付けは終了)。イベントの問い合わせは県眼鏡協会=電話0778(52)9111。