福井県越前市の市武生中央公園で１０月６日に開幕する「２０２３たけふ菊人形」（まつり実行委員会主催、越前市、武生商工会議所、福井新聞社共催）で、恒例のレビューショーを上演するＯＳＫ日本歌劇団のメンバーらが２８日、福井新聞社を訪れ、見どころをＰＲした。主演の桐生麻耶（あさや）さんは「物語はもちろんレビューの華やかな世界を純粋に楽しんでもらえる」とアピールした。

　桐生さんをはじめ、メンバーの城月（きづき）れいさんや瀧登（たきと）有真さんらでつくる宣伝隊が来社し、吉田真士社長らと懇談した。

　１１月５日までの期間中、ＯＳＫは越前市文化センターで平日に１日２回、土・日曜と祝日には３回の公演を行う。総勢１６人が出演し、かぐや姫やサーカスなどをモチーフにした演目「Ｃａｌｌｉｎｇ　Ｍｏｏｎ」を披露する。

　男性が理想の女性を追い求める物語が軸になっており、城月さんは「ストーリーがしっかりしているし、場面ごとのカラーが異なるのも面白い」と強調。同市出身の瀧登さんは今回の公演で退団するといい「最後に本当にいい作品に出られる。その気持ちを感じ取ってもらえたら」と話した。

　菊人形は「こころ花やぐ　越前たけふ絵本旅」をテーマに、一寸法師など旅にまつわる童話や、来年のＮＨＫ大河ドラマの主人公紫式部を題材にした１０体を展示。新型コロナウイルスの影響で縮小していた週末イベントを復活させる。入場無料。ＯＳＫ観劇は２千円（中学生以下無料）。問い合わせは実行委事務局＝電話０７７８（２１）０１７５。