福井県若狭町民主体の催し「ＷＡＫＡＦＥＳ（若フェス）」が１０月８日、同町鳥浜の縄文ロマンパークで開かれる。丸木舟競漕（きょうそう）が４年ぶりに復活するほか、高校生も企画に携わった宝探しなどの参加型イベントもある。

　地元有志による実行委が主催。町が主催していた「若狭町まつり（若祭）」を前身に、２０１９年から毎年開いている。

　丸木舟競漕は同パーク隣を流れる、はす川で行う。２人１組で長さ約７メートルの舟をこぎ、往復計３００メートルにかかった時間を競う。午後１～２時に受け付け、先着３０チーム。参加は中学生以上で、小学生は保護者同伴に限る。上位チームなどには町産コシヒカリや梅干しといった景品を用意している。

　町内を中心とした高校生も企画に携わった参加型イベントは宝探しと自分の思いを叫ぶ「未成年の主張」がある。ユーチューバーのノッコン寺田さんもスペシャルゲストとして来場する。午後６時半からは約２千発の打ち上げ花火があり、レーザー光線とコラボ。同７時からは野外シネマで「ジュラシック・ワールド」を上映する。

　飲食の屋台とキッチンカーも３２店舗集結するほか、ダンスや和太鼓などのステージ、レインボー戦隊「五湖レンジャー」のショーなどもある。実行委員長は「来場者が笑顔で元気になり、若狭町を好きになってもらえるようにしたい」と意気込んでいる。