勝興寺が国宝に指定されて1年となるのを祝うライトアップ企画「黄葉フェスティバル」の第1弾が7~9日、高岡市伏木古国府の同寺で開かれる。浄土真宗の寺として屈指の規模を誇る大伽藍(がらん)を光で染め、境内を幻想的な雰囲気に包む。5日夜、試験点灯が行われた。
本堂と唐門、勝興寺の七不思議の一つ「実ならずの銀杏(いちょう)」をLED照明約60基で照らす。普段は立ち入ることのできない夜の境内で、国宝の荘厳な姿を見学できる。
多彩な催しも企画し、7日は伏木高校の琴部と書道部がそれぞれ演奏とパフォーマンスを披露。高岡龍谷高校のよさこいチームも華やかな演舞を繰り広げる。
入場無料で、時間は午後5時半~同8時。第2弾は11月3~5日に開催する。
勝興寺と、勝興寺文化財保存・活用事業団、新風会、高岡商工会議所、北日本新聞社でつくる実行委員会主催。