七尾市石崎町出身の大相撲第54代横綱輪島(本名・輪島博さん)の命日に当たる8日、石崎町香島1丁目に建つ顕彰碑前で法要が営まれ、同級生や七尾能登島相撲クラブの児童生徒約30人が大横綱の功績を次世代に伝える思いを新たにした。
輪島さんの幼なじみで、「偲(しの)ぶ会」の中西廣会長(76)が呼び掛けた。出席者は正信偈(しょうしんげ)を唱えた後、石碑に手を合わせた。
偲ぶ会は今後、輪島さんの現役時代の取り組みをまとめたDVDを母校の石崎小と能登香島中に贈ることを計画しており、中西会長は「亡くなって5年たつが、功績を風化させないよう、語り継いでいきたい」と話した。