29日に砺波市の庄川水記念公園で開かれる「庄川水まつり」の実行委員会が、プラモデルやラジコンカーなどの玩具メーカー、タミヤ(静岡市)とコラボレーションし、となみ野限定モデルのモーター付き自動車模型「ミニ四駆」を企画、製造した。オレンジを基調に青いラインが入った車体は、夕日に染まる砺波平野を流れる川の清流を表現している。同まつり会場で限定900台を販売する。
庄川水まつりではミニ四駆が全国的ブームとなった1996年からミニ四駆レースを継続的に実施してきた。実行委からコラボミニ四駆の企画を提案したところ、タミヤが同まつりとミニ四駆の深いつながりを認め、実現した。タミヤが地方のイベントとタイアップしたミニ四駆を製造するのは今回が初めてという。
パッケージ箱には射水市のフォトグラファー、イナガキヤストさんが夕日を受ける砺波平野を撮影した写真を採用しており、車体前部のエンブレムは実行委、タミヤ、イナガキさんの協力を示すマークになっている。車体には「水まつり」「1073(となみ)」「TOYAMA」などのロゴも入っている。会場では1台1650円の特別価格で販売する。
昨年夏からタミヤとの交渉に当たってきた実行委の京極直大さん(40)は「これまでミニ四駆レース開催に取り組んできた実行委メンバーたちの熱意と努力が認められ、形になってうれしい」と地域オリジナルのミニ四駆誕生を喜んでいる。