高岡市吉久の風情ある町並みに芸術作品を展示する「第24回さまのこアートinよっさ」が21日、始まった。国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されている旧街道に絵画や工芸品が並び、来場者がアートの鑑賞と散策を楽しんだ。22日まで。
旧街道沿いの町屋や郵便局、倉庫など29カ所をギャラリーに見立て、洋画や陶芸、書など100点以上を展示した。来場者は「さまのこ」と呼ばれる千本格子を備えた町屋を巡りながら、多彩な作品を楽しんだ。
吉久神明社の秋祭りも開かれた。獅子舞の奉納があり、威勢の良い演舞を披露した。
吉久は江戸時代に米の集積地として栄え、古い町並みが残る。さまのこアートは地域の魅力を発信しようと、住民らでつくる実行委員会(草島誠一委員長)が毎年開催している。