珠洲の里山の香りをテーマに調香した「香りボトル」のサンプル=珠洲市緑丘中

珠洲の里山の香りをテーマに調香した「香りボトル」のサンプル=珠洲市緑丘中

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里山の香りで観光客歓迎  珠洲・緑丘中生が「香りボトル」8種  奥能登国際芸術祭2023

北國新聞(2023年10月26日)

 ●道の駅などに設置

 珠洲市緑丘中が取り組む「珠洲の香りプロジェクト」で、3年生40人が里山をテーマに調香した「香りボトル」のサンプル8種類が完成した。市全域で開催中の奥能登国際芸術祭2023(北國新聞社特別協力)に合わせ、道の駅「すずなり」など市内4カ所にボトルを置き、芸術祭の作品鑑賞に訪れる人たちを芳香で迎える。

 緑丘中は大手化学メーカー花王(東京)と香りで奥能登を発信しようと2年前から活動を続けてきた。生徒は8グループに分かれて珠洲の香りのイメージについて話し合い、里山をテーマに「心がやすらぐ」「リラックスできる」などと考えた。

 テーマを元に、スギやアテ、ヒバなどの樹木を珠洲の果樹園で採取し、その精油をビーズに移してサンプルを考案。さらに、アクセントとして化学素材の香りのするビーズも加えて、思い思いに仕上げた。

 サンプルのボトルは芸術祭のボランティアガイドが同乗する「すずアートバス」の出発点である道の駅「すずなり」のほか、木ノ浦ビレッジ、北國銀行珠洲支店、旧日置公民館に11月6日まで置き、珠洲の魅力を香りで伝える。

 ボトルの横にはアンケート用紙を備える。用紙のQRコードを読み込むと、感想記入フォームへと移る仕組みとなっている。アンケート結果を基に生徒がワークショップを開き、改善点や反省点をまとめる。

 グループ班長の澤村碧(あおい)さん(14)は「珠洲の豊かな自然を感じることができる香りに仕上がった。多くの人に楽しんでほしい」と話した。

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