福井県大野市内の観光周遊を図ろうと同市の道の駅「越前おおの荒島の郷」で、大野のグルメや名産品などをデザインした11種類のキーホルダーをカプセルガチャで販売している。「当たったキーホルダーの品を探しに大野観光へ出かけてみてほしい」としている。
同駅指定管理者の中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋が、お薦めのグルメや名所をデザインしたキーホルダーを販売し観光周遊のきっかけを作る他県の事例にヒントを得て企画した。
キーホルダーはアクリル製でサイズは縦横4・5センチほど。▽醤油(しょうゆ)カツ丼▽とんちゃん▽名水おろしそば▽半夏生さば▽さといも▽九頭竜まいたけ▽油揚げ▽でっち羊(よう)かん▽水まんじゅう▽けんけら▽同駅のロゴ-の11種類ある。「夏の風物詩」「大野人のソウルフード」「名水を味わう和菓子」などと、イラストとともにそれぞれの魅力が伝わる一言も印刷。付属の説明書には、グルメなどを販売する市内の店が簡単に調べられるよう、大野市観光協会のホームページにアクセスできるQRコードを記載した。
同駅の網正樹支配人は「(2026年春の)中部縦貫自動車道県内全線開通で大野は中京方面からの玄関口になる。道の駅に立ち寄った観光客が、大野市街地や和泉地区の観光地に足を運ぶきっかけになれば」と期待している。
1回400円(税込み)。28、29日は九頭竜紅葉まつり会場の九頭竜国民休養地にも設置。29日までは同市の道の駅「九頭竜」にも設けている。