福井県大野市和泉郷土資料館「くずりゅう化石ラボ ガ・オーノ」の企画展「九頭竜湖の隠れた化石産地」が、11月5日まで同資料館で開かれている。九頭竜湖の湖底にあたる地域や湖畔で発見された46点が並ぶ。
同市和泉地区で多くの化石が発見されていることを知ってもらおうと市教委が企画。県立恐竜博物館が監修し福井市自然史博物館や大野地球科学研究会が展示品を貸し出した。
現在の湖底で発掘された中生代のシダやソテツ、イチョウの仲間の植物化石ほか、1990年代に湖岸で見つかった古生代の三葉虫の化石、2017年に発見された古生代の動物化石の一部とみられる「コノドント化石」などが並ぶ。市化石発掘体験センター「HOROSSA!」での発掘体験の際に岩から見つかった古生代のウミユリやサンゴの化石もある。
また、30日までは中部縦貫自動車道大野油坂道路工事現場見つかった、新種の可能性があるアンモナイト化石2点も展示している。開館時間は午前9時~午後4時。日曜・祝日は午前9時~午後5時。入館料は大人300円、中学生以下無料。