七尾市は12月3~5日、同市和倉温泉で国際会議「第16回アジアテレビドラマカンファレンス」を開く。9カ国の約300人が参加し、北國新聞で小説「銀嶺(ぎんれい)のかなた-利家と利長」を連載中の安部龍太郎さんと、七尾を舞台にした映画「君は放課後インソムニア」の池田千尋監督による対談を企画。同映画の上映会も開き、能登でのドラマ撮影誘致の機運を高める。
会議は旅館「あえの風」で開かれ、日中韓などアジアのドラマ産業の発信や課題を話し合う。安部さんと池田監督の対談は3日に行われ、5日は能登を巡るツアーを計画し、ドラマのロケ地採用をアピールする。
9日に市役所で会見した茶谷義隆市長は「七尾、能登を世界に発信する好機になる」と期待を込めた。金沢美大3年の坂口歩さん(20)がデザインしたポスターが披露された。
●韓国人気グループ「リベランテ」最終日に公演
会議最終日の5日には、関連事業として市文化ホールで、韓国の人気男性ボーカルグループ「リベランテ」の初来日コンサートが開かれる。次世代の韓流スターとして注目されており、企画した音楽プロデューサーの近藤由紀子さん(七尾市出身)は「日韓の文化交流に向けた大きな弾みになる」と期待を込めた。