福井県勝山市の平泉寺白山神社前にある農産物などの直売所「大門市」で１１月２３日、ホウキギでできた昔ながらのほうきを集中販売する。来店者にイノシシ汁の振る舞いも行う。

　大門市世話人代表の加藤さんによると、地区内では各家庭でホウキギを育てていたが、高齢化などから育てる家庭が減少。そこで数年前から加藤さんらが伝統を絶やさないよう普及活動を開始。現在は１０軒程度がホウキギを育てほうきに加工している。集中販売は昨年から始めた。

　２３日は長さ５０～１５０センチほどのほうきを販売する。加藤さんは「ホウキギのほうきは軽くて掃きやすい。多くの人に使ってもらいたい」とＰＲしている。

　午前７時～正午ごろまで。大門市の今季の営業は２６日までを予定している。