高岡市出身の漫画家、藤子・F・不二雄さんの生誕90周年原画展「SF(すこしふしぎ)のエッセンス」が12月1日から来年11月27日まで、市美術館内の「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」で開かれる。3期に分けて計108点を展示し、幅広い世代から愛される藤子さんの児童漫画の魅力を伝える。角田悠紀市長が21日の記者会見で発表した。
数々の人気キャラクターを生み出した藤子さんの世界観や足跡を紹介する。1期は「おじゃまします!ふしぎな居候たち」と銘打ち、主人公の家で暮らすことになった居候のキャラクターを取り上げる。「ドラえもん」「Uボー」「新オバケのQ太郎」などの原画を飾る。
2期は「ぼくがヒーロー!?」、3期は「ふしぎな道具」と題して展示する。ドラえもんなどのキャラクターと写真撮影できるフォトスポット(幅231センチ、高さ224・7センチ、奥行き60センチ)を展示室の出口に設置する。12月1~3日は先着90人に記念クリアファイルを贈る。
このほか、市は生誕90周年事業として、藤子さんの作品を小中学校の図書室に設ける。