来年のフェアの大花壇のデザインを発表する三上さん=砺波チューリップ公園

来年のフェアの大花壇のデザインを発表する三上さん=砺波チューリップ公園

富山県 砺波・南砺・五箇山 花・紅葉

大花壇のデザイン「彩りの波」 24年となみチューリップフェアへ球根植えこみ

北日本新聞(2023年11月23日)

 砺波市花と緑と文化の財団は22日、来春のとなみチューリップフェアでメイン会場となる砺波チューリップ公園(同市花園町)を彩る大花壇のデザインを発表した。フェアのテーマ「チューリップで広がる 彩りの波」に合わせ、花によって生まれる笑顔や癒やしの波が世界中へ広がっていく様子を17品種21万本の花で描く。

 来年のフェアは4月23日~5月5日の13日間。大花壇は2600平方メートルで、2本のチューリップとカラフルな波の地上絵を花で浮かび上がらせる。

 今年のフェアは高温の影響で開花が早まり、開幕日に満開になったことから、来年のフェアでは同じ色の花に中生(なかて)や晩生(おくて)品種を混ぜて植え込み、会期最後まで地上絵が楽しめるようにする。全体では、中生と晩生をそれぞれ3割、極晩生を4割植え、開幕時に全体のうち3割の花が咲く見込み。

 22日は、大花壇で球根の植え込みが始まり、県花卉(かき)球根農業協同組合のスタッフと市内の球根農家計20人が手植えした。今月末まで続く。

 円形花壇には、チューリップ16品種3万4千本とワスレナグサ2500株を植え、彩りの波が続いていく様子を表現する。市花と緑と文化の財団の三上亜紀代さんは「来場者に笑顔で楽しんでもらえるようにしていきたい」と話した。

えきねっと びゅう国内ツアー

砺波・南砺・五箇山 ニュース