富山県南砺市才川七(福光)のイオックス・アローザスキー場で23日、雪恋まつりが開かれ、大木を引っ張る伝統の「雪曳(ひ)き」でウインタースポーツシーズンの到来を告げる降雪を願った。
同まつりは新型コロナの影響で中止や規模縮小が続いており、今年は4年ぶりの通常開催となった。同スキー場駐車場にある医王神社で雪恋祈願祭の神事を執り行い、才川七獅子舞保存会が獅子舞を奉納した。
雪曳きは医王山から切り出した木を運び出す作業を再現したもので、同まつりの名物。みのを着た西山木遣り保存会メンバーと福光南部あおぞら保育園の園児たちが、「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせて長さ10メートルのスギの大木につながる綱を引っ張った。
会場では地元の野菜やカキなどの販売が行われたほか、園児たちの雪にちなんだダンスや市消防団音楽隊の演奏、市内3グループによるよさこい踊りの披露もあった。
同スキー場は12月22日に営業を始める予定。