本格的な積雪を前に11月27日、福井県大野市下若生子(しもわかご)の麻那姫湖畔に立つ麻那姫像に雪囲いが施された。金色に輝く像は木の囲いとシートに包まれ、冬の眠りに就いた。
麻那姫は昔、大干ばつから村人を救うため、真名川に身を投じ自らを竜神にささげたとされる。像は伝説を後世に伝えるため市が1992年に建立した。
像は高さ3.5メートルで、台座を含めると6メートルを超す。表面は金箔(きんぱく)が施され、雪で傷まないよう冬期間は囲いをしている。
この日は市内の造園業者3人が作業。長い丸木を台座の回りに立てて支柱にし、横木を固定して骨組みを設置、ブルーシートで覆った。囲いは来年4月ごろ、雪解けを待って外される予定。