砺波市新富町の「洋菓子・喫茶 シャトレ」は、同市庄川地域特産で、となみブランドの「庄川ゆず」を使ったケーキを考案した。ユズの豊かな香りとチョコレートの甘さが楽しめ、販売を始めたところ好評。シェフの中道泰輔さん(47)は「特産品の魅力を知ってほしい」とPRしている。
ケーキは「ゆずショコラ」と名付けた。庄川産の新鮮なユズを搾って作ったムースと、ミルクチョコレートのムース、ココアのスポンジにアーモンドを練り込んだ生地の3層になっており、チョコレートでコーティング。上にユズの花をかたどったホワイトチョコレートを飾った。
1個550円(税別)。テイクアウトのほか、店内で味わうこともできる。クリスマス用に5、6人前の大きさも作り、価格は4千円(同)。クリスマスケーキは12月20日まで予約を受け付けている。中道さんはこれまで、食を通じて砺波の魅力を伝えたいと、カキを使ったケーキも試作してきた。「今回は香り高いユズを楽しめるように仕上げた。幅広い世代に食べてほしい」と話している。営業時間は午前8時~午後9時。水曜定休。