長野市の戸隠観光協会は1日、今季60周年を迎える戸隠スキー場で、「雪乞い祭」を開いた。スキー場と観光関係者ら約40人が参加。古くから雨乞いで使われる種池(信濃町)の水を戸隠神社中社で清めた後、「もっともっと雪よ降れ」と声をかけながらゲレンデにまいた。
同スキー場は昨季、子どもが楽しめる遊具付きのコースを設けたり家族割引を行ったりしたことで利用客が伸び、目標の10万人を7季ぶりに超えた。運営する株式会社戸隠の戸谷利志明支配人(55)は「今年はインバウンドの利用も見込め、昨季を上回るのではないか」と期待している。
ゲレンデには現在40~70センチほどの積雪があり、さらに30センチほど雪が積もると滑走が可能になる。19コース中2コースを9日のオープン日から滑ることができるように準備を進めている。
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