干し柿の仕上がり具合を確かめる検査員

干し柿の仕上がり具合を確かめる検査員

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特産の富山干柿、仕上がり上々 南砺で出荷本格化

北日本新聞(2023年12月5日)

 富山県南砺市特産の干し柿の集出荷作業が、同市高宮(福光)の富山干柿出荷組合連合会の施設で本格化している。4日はあめ色に仕上がった干し柿が次々に箱詰めされた。5日ごろまでには県内のスーパー店頭に並ぶ。

 今年は11月上旬の高温で実が柔らかくなった上に、強風のため表面に傷がついた影響で、当初見込んでいた250万個から2割減の200万個の出荷になる見通し。大きさや甘みは申し分なく品質は上々だという。

 4日は、検査員が生産者から持ち込まれた干し柿の色や大きさ、乾燥具合などを確認。自動包装機のラインに載せ、1個ずつ包装して箱詰めした。

 今月中旬に集出荷のピークを迎え、県内や近県のほか首都圏、関西方面、台湾などにも届けられる。同市の福光、城端地域の農家約140戸が生産する同連合会の干し柿は「富山干柿」のブランドで流通している。

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