約160年の歴史がある砺波市福山の越中三助焼窯元で、来年のえと「辰(たつ)」の置物作りがピークを迎えている。5日は粘土で竜のうろこや顔を成形したり、釉薬(ゆうやく)を塗ったりしてりりしく仕上げた。
宝玉を持った竜など5種類で、今月中旬までに約80個を作る。作業は4代目の谷口三明さん(85)と5代目の均さん(63)、6代目の由佳さん(38)が担っており、三明さんは「平和で明るい世の中になってほしい」と願いを込めた。
同市福山の工房で販売する。問い合わせは同窯元、電話0763(37)0126。