福井県大野市の福井和泉スキー場で12月6日、安全祈願祭が行われ、関係者がシーズン中の安全と安定した降雪を祈った。10月にはスキー場近くに中部縦貫自動車道九頭竜インターチェンジ(IC)が開通し、関係者は例年以上のにぎわいを期待している。
今シーズンは同自動車道整備に伴う残土を利用した幅20メートル、長さ40メートルのジャンプ台を3カ所増設。毎週火曜日は3千円でリフト乗り放題となるサービス(来年1月2日除く)を新たに始めるほか、小学生以下は第1、3日曜を、19歳は平日のリフト代を無料にし、20歳は平日を割り引くなどのサービスがある。
祈願祭には石山志保市長や県スキー連盟、市観光協会などから約30人が出席し神事が営まれた。スキー場は九頭竜ICから車で10分の距離にあり、福井和泉リゾートの巣守和義社長は「スキー場までのアクセスが向上した。バスツアーなどさまざまなサービスやプランを用意している。(2026年春の)中部縦貫自動車道の県内全通のチャンスをものにしたい」とあいさつした。
営業開始は16日を予定している。昨季の来場者は約2万5千人で今季は2万7千人を目標にしている。